韓国大会遠征レポート korea Doream Cup2019

2019.12.11

今回、日本から韓国大会へ遠征することになったのは、東京志優会選手5名を含めた9名が

11月16日成田空港からソウルに向けて出発しました。

2時間30分で韓国に到着!

                             申道場の方が1時間の道のりを送迎してくれました。(道場の車が派手!)

現地で長谷川総師、シン師範、インドのマハデヴ師範達と合流!激辛シーフード料理を頂きました。

11月17日(日)大会当日

会場にはテレビ撮影が入り、物々しい雰囲気、更に出場選手の中には韓国国技のテコンドー選手、

キックボクサー、MMA(総合格闘技)からも参戦があると聞き、日本選手の緊張が一段と高まる・・・

海外の大会は空手着も異種独特でカラフルでした

一般男子(無差別)ではインドのビダン選手をパワーで圧倒したハ・ガウル(今年の極真拳武會 廣重杯準優勝、12/8に行われた東京大会で準優勝)が優勝戦線に絡んで来るかと思われたが、ハ・ガウル選手を破ったシン・ドンチョル選手(極真連合会世界大会出場選手)がベスト4に進出。過去にこの大会を制しているパク・ヨンジュ選手は優勝候補であり(後に12月8日に開催された東京大会で優勝)長身のプーリ選手(新極真ネパールから出場)を本戦で圧倒し、順当に勝ち上がる。

高校生の近藤 勇樹は一般無差別初挑戦、2回戦では総合格闘家の選手が放つアクロバティックな技に苦戦。

終盤に突きとヒザ蹴りでペースを掴み勝利。林 悠樹選手も本戦勝利で勝ち進み、準決勝にはシン・ドンチョル、

パク・ヨンジュ、林 悠樹、近藤 勇樹の4選手が進出。

小学5・6年男子軽量級にエントリーした赤津 琉斗は全試合で一本勝ちを納めて優勝。

中学生男子重量級の久保田 陸翔は決勝で185㎝100㎏の白蓮会館韓国支部の選手と対戦。自分より大きな相手を一歩も引かずに打ち合い、優勝。

一般女子にエントリーした女子高生ファイター小椋ちはるはジョン・ユンソ、決勝でキム・ミンジ韓国支部の同世代女子選手を持前の回転力とスタミナで凌駕し、嬉しい初優勝を決めた。

 一般男子上級準決勝はシン・ドンチョルと林 悠樹が対戦。接戦が予想されたが、内、外と打ち分ける林の下段にシンが崩れ本戦で林が勝利した。優勝候補のパク・ヨンジュは185㎝95㎏のパワー

ファイターで70㎏の近藤 勇樹は左右に身体を振りながら突き、ヒザ蹴りで応戦するが本戦引き分け延長はパク選手の下段に崩される場面もあったが、後半真向勝負を挑み、ヒザ蹴りを要所でまとめた近藤が判定4-0で勝利。

決勝は日本人対決となった。

迎えた決勝戦、同門の先輩・後輩対決となり、いつも稽古で手合わせしている二人。この時ばかりは同門、先輩後輩関係を忘れて力の限り打ち合う。稽古では近藤の動きに翻弄されることもある林が「先輩の意地」を見せ、下段の有効打により本戦4-0で優勝を決めた。

一般男子上級 優 勝  林 悠樹(左)

       準優勝 近藤 勇樹(右)

     世界全極真 長谷川総師に祝福を受ける

左から近藤勇樹、3位パク・ヨンジュ、林 悠樹、新津師範

主催者のシン師範(左)

大会終了後のレセプション 韓国ならではの焼肉パーティー

政治的には冷え込む日韓関係であるが、こと空手に関しては毎年、互いに日本と韓国を行き来し、

中国遠征なども一緒に滞在して交流を重ねて来たことで全極真ファミリーとしての仲間意識、絆を大いに感じました。

今回の遠征では長谷川総師を始め、シン師範、韓国の皆様には貴重な経験をさせて頂き、心より感謝申し上げます。